2023.07.22 04:11只今、夏休み HP上ギャラリー作品・作家紹介絹彩画、前野節 立ち葵・盛夏 特殊な板に切り込みを入れ、その切込みに布をさしていきます。絹布を絵具として彩色していく前野さんが編み出した独特な絵画です。細部にまで色を合わせ立体的な深みを表現し、布の持つ風合い、色合いがより美しく表現されています。青や赤、グレーや黒といった色も何十色と使い分け、濃淡をだしています。江戸時代から木目込み人形という手法で着物地を人形に着せていく手法がありますが、それを...
2023.07.08 06:2722年のきせき・コレクション展村上有一 1934年福島生まれ、両親とともに満州へ渡り、10年滞在する。戦後、福島へ戻り、絵画を学ぶ。1954年上京し、公募展に積極的に応募する。1985年に三河に拠点を移す。各公募展の審査や市民絵画講座の講師を長年務める。2021年逝去、2022年桜が丘ミュージアムで遺作展を開催される。一貫して白地に巧みな線を駆使し、抽象画を描く。私は、線の中にある彼の特徴でもあるブルーが好きだ。大きな体をオ...
2022.12.01 07:32クリエーター Mikyさん、花棕櫚で初めてグループ展に参加されています。こと酒向まきさん美術系の学校を卒業されてから絵を描かれていました。大きな美術展にも参加されていましたが、なかなか難しくなり、作家活動をレジン使った小さなブローチに絵を描き始めました。小さなキャンパスになりましたが、自由に思いを込められることに喜びを見出されました。ブローチとして喜んで使ってもらえる嬉しさも発見!きれいな心弾む作品です。色の描き方、載せ方をいつも工夫されています。描くための本格的な勉強もしようと頑張...
2022.04.23 03:07花棕櫚の 音さらさらと 風わたる 故・早川光子句 ギャラリーの名前のもとになった俳句です。遠く関東に住んでおられた早川光子さんの俳句です。21年前、2001年七月に古民家をリノベーションして、(当時はリフォームと言っていましたね。)ギャラリーを開設しようとしていた時です。名前を付けるのに苦労していました。 当時、インターネットが騒がれ始めたころ、この俳句に出会いました。90歳になられた早川さんの娘さんが俳句集をインターネットに上げられいました...
2021.09.28 08:12栃久保 操 1940年、生まれ20回目を迎えた作品展。花棕櫚開館時から、毎年、出展して頂いています。81歳の誕生日を迎えられ、今年は益々勢力的にご活躍です。日本画の清流に棲むアマゴや岩魚の細密画から始まり、自然への畏敬、エネルギーを現した鬼シリーズは、長く親しまれている。それは、決して恐ろしく、怖い鬼ではなく、自然そのもの、力があり、大地を清め、自然や生きとし生けるものすべてを守ってくれる存在であるが、時には牙も剥くことはある...