古今和歌集と万華鏡 溝口好晴

筒の中は、一期一会の出会い。同じ形は二度と現れない。鏡の中で映し出される優美な世界は幻想的でもあるし、妖艶、エレガント、摩訶不思議…。

午後4時前に見えたお客様から、ご指摘がありました。日の長くなったこの時間、窓から光が長く家の中に入るようになり、万華鏡がとりわけ美しいと。また、その時、筒の底から光が入るタイプより、筒の下方筒の縁から入る形状のものがとりわけ美しい。

30分を経過したら、刺すような光は入らなくなった。一瞬の出来事、見る時間、手に取るたびに美しさが変化していく。時間のたつのを忘れてしまう。



ギャラリー花棕櫚

100年の時を経た古い家が甦ります。 温もりのある作品で新たな命と風を吹き込みます。

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